#115_金銭管理~一覧表を作成する~

その他

前回のブログはこちら

不妊治療にお金が掛かって
今後に不安を感じている方はいませんか?

いったい今
治療に使えるお金がいくらあり
今までにいくら使ったか
を把握しきれていますか?

治療についてのビジョンを
ご夫婦で共通認識していますか?

知らずにいる方や
漠然と今後に不安を感じている方
治療の資金が心配な方には
 
経験者としては
1度今までの治療費を書き出し
見える化する
ことをおすすめします。

この記事では
私たち夫婦が作成している
不妊治療に関係する費用の一覧表
について具体的にまとめています。

一覧表のフォーマット

私たちは、このようなフォーマットで
治療費を把握しています。

 

作成手順としては次のとおりです。

  1. Excel表計算を活用
    治療費、鍼灸代、漢方代など
    項目ごとに分けて作成・更新していく
  2. 各項目に対して、
    日付ごとに費用と内容を記入する
  3. 各項目ごとの合計を記入する
    (国や市町村の補助金も合わせて記入)
  4. Excelの関数を利用して
    総合計を算出する
  5. 親等からの援助がある場合には
    差し引いて自己負担額を算出する

一覧表作成によるメリット

一覧表を作成することで
次のメリットが期待できます。

費用を客観的に把握できる

どれくらいの期間で
何にどれだけ費用が掛かっているのか

ぱっと答えることはできますか?

1回分の不妊治療というのは
生理が来てから妊娠判定までの期間で
継続して治療を行う場合が多いため

実は時間がかかることが多く
また、
何回もクリニックに通うことが多いです。

そうなってくると
1回1回の治療費やサプリメント代など
全てを記憶のみで覚えておくのは
はっきり言って至難の業です。

 

他にも
生活費と治療費の出どころが
ごちゃごちゃになっていませんか?

生活費と治療のお金を
それぞれ別の財布に入れて
完璧に管理できている方は
どれほどいらっしゃるのでしょうか。

最近では
クレジットカード対応している
クリニックも多く、
大金を持ち歩くことが
少なくなっているとは思いますが

治療のお金専用のクレジットカードや
銀行口座を持っている人は
決して多くはないと思います。

そうなってくると
一体何にいくら使っているのか
わからなくなっていきます。

こう言った時には
何かしらに治療費を記録しておく
必要が出てきます。

治療を行なう度に
かかった費用を記録しておけば
ひと目で治療費を把握することができます。

 

治療の流れを確認できる

不妊治療は先ほども述べたように
1回の治療期間が長い上に、

上手くいかない場合には
治療内容がステップアップしたり

毎月毎月と
何回も治療を繰り返したりするうちに
結果的に何年も通院している

なんていうことになります。

過去の治療について振り返りたい時に
「いつ体外受精を始めたんだっけ?」
と記憶を呼び起こすのは大変です。

このような時に
治療費の一覧表を作成しておけば
治療の流れがすぐに確認でき
とても便利に感じると思います。

夫婦で足並みが揃えられる


この一覧表は
夫婦で不妊治療への考え方を
共有することができるツール
にもなります。

今後の治療についてどうしようか?

いつまで治療を続けるのか?

こういった夫婦の大事な話をする時に
不妊治療の総額や治療期間
治療回数、治療内容など
パッと見てわかる記録を共有しながらだと
効率的な会話ができます。

不妊治療というは
女性が治療を受けることが圧倒的に多く

妻は今までの流れや治療について
深く理解している場合が多いです。

夫は協力的であったとしても
どうしても理解し切れていないことが
多々出てきます。

そんな時にも一覧表があれば
夫婦で足並みを揃えやすくなると思います。

確定申告の際に便利

確定申告には
「医療費控除」という

医療費が一定額を超える場合に
1年間でかかった治療費を申告することで
税金の一部が還付される制度があります。
詳しくは国税庁のホームページをご覧ください。

 

医療費控除を申請しようにも
医療費の書類がたくさんあって
わかりにくくなっていませんか?

一覧表を作成することで
複雑なお金の流れが
簡単に把握できるようになります。

すると申告漏れや間違いが減り
結果的に制度がうまく活用できます。

一覧表を作成する際の注意点

治療中には日常生活と並行して
複数回の通院や服薬管理など、
やらなければならない事がたくさんあります。

また
前回のブログでもお伝えしましたが、
一覧表は「失敗の積み重ねを示すもの」
になりかねないため
更新していくたびに精神的な不安や
ストレスを感じてしまう可能性があります。 

そのため、治療費一覧表は
シンプルなフォーマット
かつ
気持ちに余裕がある時に作成・更新
していくのがよいと思います。

私たちはExcelを用いて
データ上で作成していますが
手書きの紙ベースの一覧表でも
家計簿の一端に記入していくのでも
十分だと思います。

  

不妊治療をするなら治療費の一覧表を作ろう!

不妊治療にお金が掛かって
今後に不安を感じている方はいませんか?

いったい今
治療に使えるお金がいくらあり
今までにいくら使ったか
を把握しきれていますか?

治療についてのビジョンを
ご夫婦で共通認識が持てていますか?

知らずにいる方や
漠然と今後に不安を感じている方
治療の資金が心配な方は
1度今までの治療費を書き出し
見える化してみてください。

私たちは
治療費の一覧表を作成することで
いつの間にか
長くなってしまった治療期間でも

いつ、どのような治療をしたのか

1回の治療でいくら使ったのか

すぐに確認することができています。

治療に対する夫婦それぞれの考え方や
モチベーションの把握に
”金額” はわかりやすい指標になり
今後の方向性も立てやすくなりました。

どのような形でも良いので
治療費をまとめていくようにすると
必ず自分たちのためになると思います。

※あくまで個人の見解です。
※体験・経験をもとに作成しています。

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