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初めての体外受精で、生き残ったたった1個の”たまご”は、初期胚の段階で凍結されました。
初期胚とは… 受精卵の細胞分裂(2~8分割)が起こり、採卵から2~3日目までの受精卵のことをいいます。 凍結とは… 細胞分裂している胚をある時点で凍結して保存しておくことです。身体の状態を整えて万全な状態での移植ができます。1度凍結した胚を溶かして移植した方が妊娠率が高いと言われています。
採卵の次の周期(2021年2月)にその初期胚のたまごを移植することになりました。
Cクリニックでは、生理周期がきちんとある場合には、基本的に自然周期での移植をしていました。そのため私も、特に薬剤を使用することなく、自分の生理周期に合わせて移植をしていくことになりました。
移植周期の流れ
人工授精の時と同様、内診エコー等で卵胞のサイズや内膜を確認していき排卵日を特定します。
排卵日に再度エコーで排卵済を確認後、3日目の初期胚なので3日後に子宮内に戻していきます。
しかし、今回の生理周期では、排卵が通常よりも4日程遅れていました。
採卵周期のホルモンの影響なのか、ストレスでなのか、たまたまなのかはわかりませんが…
そのため、排卵を促す注射を打ってもらって排卵させ、その3日後に移植することになりました。
移植日当日
移植は、午後の診察が始まる前に行われていました。
そのため、当日は仕事を早退してそのままの足でクリニックに向かうようにしていました。
受付を済ますと、採卵をした時のように静養室に通され、検査衣に着替えます。
今回も静養室には私以外の患者さんもいました。
手術室に入って移植をしてもらうのですが、採卵と違って麻酔や点滴はありません。
人工授精のような感覚で子宮内にたまごを戻してもらいます。
痛みはほぼありませんでした。
SNSなどでよくお見掛けする、
「移植される時にたまごがキラキラして流れ星のように見える」現象があるのですが、
これは、たまごが培養液と一緒に子宮内に送られる様子が
エコーの画面を見ているとわかるというものです。
私はこの情報を知っていたので、「私も見れるかな?」と少しわくわくしていましたが、
Cクリニックでは、患者さん側がエコーの画面を見ることができなくて全然わかりませんでした。
尿溜めについて
採卵と移植で大きく違うのは、尿を溜めておくことです。
移植の際には、お腹からのエコーを当てて戻す場所を探します。
子宮より前にある膀胱に尿が溜まっていることで、エコーが見やすくなるそうです。
また、多くの人の子宮はエコーで見ると、くの字のように曲がっています。
移植では子宮に細い管のようなものでたまごを送るのですが、
尿の圧力で子宮をまっすぐにすることでその管を通りやすくするためだそうです。
この尿溜めがなかなかうまいこと行かないものです。
今回は初めての移植だったので、何が何だかわからずでしたが、
おそらく尿溜めが少なかったからか、お腹のエコーをグリグリと押されながら移植しました。
移植よりもエコーの方が痛かったです。笑
(今現在、何回も移植を経験していますが、未だに尿溜めのベストがわかりません。)
もう少し続きますが、長くなったので次回のブログ~初期胚移植②~に続きます。
※あくまで個人の見解です。体験・経験をもとに作成しています。
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