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N子と会う(コロナ前の話)
I子に会った数日後に
N子と会う約束をしていました。
地元のファミレスで待ち合わせしました。
店内に入るとすでにN子が席に座っていました。
普段から好んでマスクをする子ではないし
季節的にもマスクは不自然に感じる時期なのに
N子はなぜかマスクをしていて、
「何かあったかな?」と直感的に思いました。
(コロナ前の話です)
N子「実は、妊娠していて今4ヶ月なの。
どうしても直接会って伝えたくて」
ガーンと頭を殴られた感覚というか
勝手に仲間だと思っていたので
とても驚き動揺しました。
マスクは妊娠による肌荒れを隠すためでした。
N子の妊娠報告にうまく喜べたものの、
続いて私の状況を
ぽつりぽつりと話しているうちに
涙が出てきてしまいました。
泣けてしまったのは動揺したことが
大きかったと思います。
でもそれを隠すように
「私はすぐに妊娠できないかもしれないけど
大丈夫。頑張るよ!私には原因がないし!」
と前向きなフリをして、
無理矢理気持ちを切り替えて
その場をやり過ごしました…。
よりによって
2人同時に妊娠報告をされるとは
思ってもいなかったので、
この時は衝撃的で結構辛かったです。
とにかく2人に
置いていかれてしまった感じでした。
どうして2人みたいに妊娠できないのだろう。
悔しくて悲しくてうらやましくて…
家に帰ってきて、夫に泣きつきました。
夫は2人で頑張ろうと励ましてくれました。
でも、
夫に原因があるという事実もあるため
なんとなく申し訳なさもありました…
友人の妊娠報告
こちらの状況によっては
大切な友人からの妊娠報告にも
素直に喜べないこともありますよね。
今回出てきた2人の友人は
個人的に辛いタイミングでの妊娠報告で
その場では心の底から
素直に喜んであげられることは
できていなかったかもしれません。
しかし、
- 今まで築いてきた信頼と関係性
- 「直接会って話したかった」という真摯な思い
- こちらの状況を受け入れてくれる優しさ
- 状況が違っても自然体で接してくれる人柄
そんな部分を感じ取ることができ
嫌いになったり距離ができたりということは
一切ありませんでした。
むしろ今は
子育てを必死に頑張っている2人が
凄いと思いますし、応援したくなります。
子どもたちも可愛くて
私がもともと子どもが好きなこともあり
誕生日や何かにつけて
貢いでいるおばさんになっています。笑
一方で、時々見聞きするような
- SNSでの日常的な妊婦アピール投稿
- マタニティーフォトなどの映え【ご報告】
- 不妊治療のことをズケズケと聞いてくる
- マウントを取るような態度、言葉 など
その人との関係性や
目にしたタイミングの悪さ、
こちらの価値観との相違で
妊娠報告(妊婦さん)に対して
不快を感じる場合もあります。
(※決して妊娠報告やマタニティーフォトを
否定しているわけではありません。)
私自身でも
SNSでの投稿そのものが嫌だというわけではなく
目にしたタイミングの悪さや
なにか鼻に付く内容だったりで
なんとなく距離を置こうと思った人はいます。
不妊治療をしている人なら
多かれ少なかれこういった場面に遭遇し
不快感やイライラを感じてしまうことは
よくある事なのではないでしょうか?
隣の芝生は青く見える
不妊治療をしていると、
周りの人の妊娠にすごく敏感になりますよね。
他人の妊娠に関する勘はよく当たるし
妊娠の報告内容にモヤモヤしたり
素直におめでとうと言えなかったり
ひどい時には
その人を憎んだりしてしまいますよね。
だって
誰よりも妊娠を望んでいるのは私たちなのに
頑張っても簡単には願いは叶えられず…
日々この苦しみを味わい続け
それでも必死に頑張っているのに
何の苦労もせずに妊娠できる人を見ると
どうしようもない真っ黒い気持ちが
湧き上がってきてしまいます。
それと同時に
私ってこんなに心の狭い人間だったんだ
と自分のことが嫌になってしまいますよね。
でも、これはしょうがないことであり、
誰にでも起こり得ることです。
嫌な気持ちになった時は
無理やり気持ちを抑え込むのではなく
ありのままの自分の気持ちを
まずは認めることが大事だと思います。
そして、ご主人など話しやすい人に
今の気持ちを吐き出してみたり、
辛い時には無理に人に会わないようにしたり
SNSを見ないようにしたり…
これ以上辛くならないように
こちらも対応する必要はあります。
とにかく
ストレスを溜め込まないように
自分のことを大事にしていきましょう!
※あくまで個人の見解です。
※体験・経験をもとに作成しています。
※夫には掲載する了承を得ています。
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