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妊娠検査薬を使ってみて
判定日2日前(ET11)に
自宅で妊娠検査薬を使ってみました。
検査薬を使う時はすごく緊張して、
心拍数も上がるし、手汗もかくし
なかなか検査に踏み切れませんでした。
やっとの思いで検査をして
判定の線が出るかどうか目を凝らしました。
結果は…
陰性。
綺麗すぎる一本線でした。
(陽性の場合、線が2本出ます)
あんなにドキドキして、
高ぶっていた気持ちが一気に沈み
目の前が暗くなる感じがしました。
「ダメかーまあ、しょうがないな…」
なんて自分に言い聞かせて、
淡々と検査薬の片づけをしてトイレを出て
リビングにいる夫に報告しようと
顔を見た瞬間、涙が抑えられなくなりました。
悲しくて悲しくて、
ちょっと期待していた自分が情けなくて
目が腫れるほどワンワン泣きました。
翌日、目が腫れたまま仕事に行きました。
考えないようにして、
仕事に集中すればいいのですが
ふとした瞬間に思い出しては
涙が溢れてきてしまいました。
泣いているのを職場の人に
気づかれないように必死に抑えていました。
とはいえ、
時間が経っていくほど泣くのも抑えられ
気持ちも落ち着けることができました。
判定日
自己判定から2日後(ET13)の
クリニックでの判定日が来ました。
Cクリニックでの判定は
血液検査ではなく、尿を取って
妊娠検査薬でのみの判定でした。
もちろん陰性の判定でした。
覚悟はできていたので
冷静にいろいろ質問をしたり、
医師の意見を聞いたりする中で
もう1度採卵から
始めていくことになりました。
医師からは次の周期でも
すぐに採卵出来ると言われましたが、
採卵周期を頑張るだけの気持ちが持てず
1度タイミングだけの
自然周期にすることにしました。
個人的には
2日前に自分で検査薬をしたのは
結果を覚悟して、
聞きたい事や自分の気持ちを
まとめておくことができたという点では
良かったかなと思います。
ただし、それ以上に
検査をする時のドキドキや
陰性を見た時の落胆
「時間が経って陽性になってないかな?」
というわずかな望みを持ち続けて
クリニックの判定日まで
結局ソワソワし続ける方が
精神的に辛いと感じました。
判定日前に自分で妊娠判定をすること
判定日前に自分で妊娠判定をすることには
メリットもデメリットもあります。
メリット
- ソワソワ落ち着かない気持ちを
落ち着かせることができる。 - 陰性でも事前に覚悟ができ
次の治療方針についてや
医師に聞きたいことを整理しておける。 - 現時点で妊娠が継続しているかを
簡単に知ることができる。
デメリット
- 自己判定で陰性で辛くて
もう治療をやめたくなっても
医師による判定までは
処方された薬を続けないといけない。 - 自己判定が間違っている可能性もある。
特に2つ目は、
通常妊娠が分かるよりも前に
検査をしているからこそ
起こりうる事態です。
陽性だと思って喜んでも
その後化学流産になってしまうことも
現実的にありえます。
流産・切迫流産|公益社団法人 日本産科婦人科学会 (jsog.or.jp)
- 化学(的)流産とは
尿や血液を用いた妊娠反応は出たものの、超音波検査で妊娠が確認できる前、つまり非常に早い時期に流産してしまった状態を言います。妊娠検査薬が薬局・ドラッグストア等で販売され、広く一般につかわれるようになったためにクローズアップされてきた病態です。妊娠反応を行わなければ妊娠と気付かず、月経と考えて過ごしてしまっていることが多いと考えられます。特に治療は必要なく、経過を観察します。
逆に陰性だと思っていても
その時にはまだ反応が出ていないだけで
その後陽性となる場合もあるそうです。
あくまで医師による判定が
正しい判定であることを忘れずに
過ごしてください。
私は、はじめての移植の際には
妊娠検査薬を使ってみましたが
使う際のドキドキと
ダメだった時の辛さが
精神的に結構くるので
それ以降は使うのをやめて
自己判定は行わず、
クリニックでの判定のみにしました。
※あくまで個人の見解です。
体験・経験をもとに作成しています。
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