#89_妊娠報告ができないもどかしさ

不妊治療

結婚した夫婦が、次に
家族に「報告すること」と言えば
何を思い浮かべますか?

真っ先に思い浮かぶことは
「妊娠の報告」ではないでしょうか。

 

報告を受けた家族は、安堵の表情で
「よかったね。おめでとう!」
と言って喜んでくれることでしょう。

では一方で、
なかなか妊娠できずにいると
どうなるのでしょうか?

今回は私の経験をもとに
気持ちの部分を主に綴っていきます。

 

妊娠ってすぐできるものじゃないの…?

なかなか妊娠できずにいると
「孫はまだか?」
「あなたたちちゃんと考えてるの?」
と、家族から
催促を受けることもあるでしょう…

初めのうちは
「新婚生活を楽しみたいし~」
などと適当に受け流せます。

 
むしろ、本人たちは
たまたまタイミングが合っていないだけで
 
タイミングさえ合えば妊娠する
だろうと思っています。

しかし、
月日が流れていく中で
「今月もダメだった」と
人知れず落ち込んで

「来月こそは!」と奮起して
それでも次の月もダメで…

そんな日々を繰り返し
 
「どうして妊娠できないのか?」
 
本人たちが1番不思議に思って
クリニック受診を考え始めるころには
度重なる家族からの催促にも
次第に言い訳が苦しくなっていきますよね。

 

できることなら…

結婚をした二人が
子どもを望むのは自然なことです。

できる事なら
すぐにでも妊娠して
報告したいに決まっています。
家族の喜ぶ顔が見たいと思います。

しかし、
ネットで出てくる「妊娠できる方法」を
色々と試し、頑張っても
なぜか妊娠できないのです。

孫を待ち望んでいるからこそ
なのでしょうが、家族も
 
「知り合いの〇〇に子ども生まれたけど、
 あなたたちはどうなの?」
「早く孫を抱っこしたいわ〜」
 
なんて、ことあるごとに
言ってきたりするんですよね…

 

気になるのはわかりますが
私たちからすると、本当に
そっとしておいてほしいことです。

 

本人たちが1番子どもを望んでいる

妊娠できない悲しみや苦しみを
1番味わっているのは私たち当事者です。

 

時期によっては
涙を必死にこらえて過ごしていたり

不安やストレスを抱え込み、
気持ちがいっぱいいっぱいに
なってしまっている時もあります。

そんな状況なんて知りもしない
家族をはじめとする
周りの人からの“横やり”

いくら悪気がなくても
本当に辛いものがあります。
時には怒れてしまいます。
自己嫌悪に陥る方もいると思います。

 


中には普段から家族に何でも
包み隠さず話している方もいるでしょう。

しかし、私は
一切そういう話をしてはいなかったし
夫婦の問題だからこそ
話す必要がないだろうと思っていました。

その結果
ズルズルと時は過ぎ
結婚してから約3年間も
私たちの現状を伝えていませんでした。

きっと家族は心配していたと思いますが、
私は、センシティブなことだし
余計な心配を掛けたくない
「次こそはうまくいくだろう」
という期待もあったからこそ話せませんでした。

 

そして、不妊治療の門を叩く…

月日が流れていく中で、
たくさん悩んで迷って話し合って…

不妊治療の門を叩くことになっていきます。

いざ不妊治療を始めてみても
すぐに結果の出た方は
「それほど大きな事ではない」
と思われるかもしれませんが、
 
不妊治療を始めるにあたって
もしくは
不妊治療の期間が長くなってくると
また新たな問題が出てきます。

それは
「家族に不妊治療していることを
いつ言うか、どこまで言うか問題」
です。

次回のブログ
~不妊治療をしていることを伝えますか~
に続きます。

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