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皆さんは不妊治療をしていることを
家族(両親や祖父母など)に伝えていますか?
中には家族とも
普段からなんでも報告し合え
不妊治療のことも
最初から伝えられている
という方もいるかもしれません。
しかし中には
不妊治療のことを積極的には伝えられない
と言う方もいるのではないでしょうか。
私もつい最近まで、期間で言うと
不妊治療を始めてから約2年もの間
伝えることができていませんでした。
今回は、私の経験をもとに
家族へ報告をする時の
悩みや不安を深堀りしていこうと思います。
報告できないのはなぜか?
まずは、
不妊治療のことを
積極的に伝えられないのはなぜか?
少し考えてみたいと思います。
あくまで個人の見解ですが、
考えられる理由は以下の通りです。
- 性のことを話すのはタブー
という感覚があって話しにくい。
- 親世代は妊娠することが当たり前
だと思っているため
こちらの事情を理解できない。
- 妊娠できない=異常である
という見方をされそう。
- 「体外受精とは何をするのか」など
自分たちの取り組んでいる治療のことを
そもそも理解してもらうのが大変
- ”自然の摂理”に反することをしている
という後ろめたさがある。
治療方針を反対されそう。
- 変に詮索や心配をされるのが辛い。
そっとしておいてほしい。
- 治療を始めたらすぐ妊娠するかも、
次は上手くいくかもと期待するため
伝えるタイミングを逃す。 etc…
家族の性格や考え方は
身近で過ごしてきた自分が
一番わかっていますよね。
だからこそ、
家族に打ち明けると
どのような反応が返ってくるか
容易に想像できると思います。
容易に想像できるからこそ
不妊治療のことを伝えるのに
躊躇してしまうのだと思います。
伝えてみると・・・
いざ勇気を出して
不妊治療のことを伝えてみると
様々な反応が見られると思います。
ポジティブな反応の一例は
- 思ったより理解があった
- 応援・励ましてくれた
- 金銭的な援助を受けられるようになった
- 子どもの催促がなくなった
- 程よく見守ってくれるようになった
- 私の身体のことを気遣ってくれた
- 子授けお守りをくれた etc…
一方で、
ネガティブな反応の一例は
- 不妊治療=障がいのある子が生まれる
など偏った見方をされた
- 人格や過去を否定されるような
言葉を言われた
- 離婚を勧められた
- 「女の務めがなっていない」
など古臭いことを言われた
- 過剰に心配しおせっかいになった
- 援助を一切してもらえなかった etc…
家族の反応によっては
良い味方になってくれたり
はたまた関係が悪化したり
正直なところ
伝えてみないことには
どうなるかはわかりません。
だからこそ
伝えるか悩みますよね…
私としては
無理に伝えなくてもいいのではないか
というのが本音です。
また、
夫側・妻側それぞれにおいても
報告するかどうか
意見が異なる場合があります。
そもそも育った環境が異なるため
家族との関係性や距離感などが
夫婦で違うのは当たり前だからです。
両家どちらにも必ずしも
伝える必要はないでしょうし
伝えるタイミングや方法、
どこまで伝えるかにおいても
それぞれの家族に合ったもの
にできると良いと思います。
伝えるタイミング
私たちの場合、
「家族にはいつか伝えたほうがいいと思う」
との共通認識を夫婦で持ってはいましたが
伝えるタイミングや方法は
個々の意見を尊重し
それぞれで決めることにしました。
次回以降のブログでは
家族への報告夫編・妻編
をそれぞれまとめていこうと思います。
※あくまで個人の見解です。
※体験・経験をもとに作成しています。
※夫には掲載する承諾を得ています。
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