38_休んでみて気がついた、人工授精の妊娠率と向き合い方

不妊治療

2020年5月末から挑戦していた
人工授精ですが、1周期目(5/12~6/13)
2周期目(6/14~7/10)と続けてみたものの
あっさり陰性に終わりました。

タイミング法では難しいだろう
と思っていた私たちですが
ステップアップ(=人工授精)さえすれば
妊娠できるだろうと思っていました。

また、医師からも
「若いのですぐに妊娠できますよ。」
「ご主人の数値くらいでも妊娠できた人はいます。」
と励ましの言葉をもらっていたので
その言葉を鵜吞みにして
過度に期待しすぎていたと思います。

人工授精の妊娠率

実際のところ人工授精の妊娠率は
日本産婦人科医会によると、

人工授精の1周期あたりの妊娠率は5~10%と高くない。
4周期以上行った累積妊娠率は、40歳未満で約20%、40歳以上で10~15%である。
若年女性でも人工授精を5周期以上続けても3~5%しか期待できない。(一部抜粋)

10.人工授精(AIH:Artificial Insemination with Husband’s semen) – 日本産婦人科医会 (jaog.or.jp)

と意外と妊娠率が低いことに驚きます。

 しかし当時の私は、

  • 過度に期待しすぎて
    陰性続きな結果に精神的に辛くなった
  • 人工授精における医療行為に慣れず
    ストレスを感じていた
  • 人工的な部分に生命の尊さや
    医療の進歩を感じるよりも
    機械的な冷たさを感じてしまった

といったことで、気持ちの面で
3回目の人工授精に
挑戦できなくなってしまいました。
そこで、夫と相談して1か月間(1周期)
治療をおやすみすることにしました。

個人的には、完全に通院も
おやすみできるかと思っていましたが
医師に相談すると
「周期を把握したいので、
 排卵日特定の為に通院は続けてください。」
と言われてしまいました。

結局おやすみした周期は
タイミング法に戻った形になりました。

おやすみ周期を終えて

1周期あいだを空けることで、
精神的に落ち着くことができました。

ネットで人工授精の妊娠率を知って
過度な期待は抱かなくなったし、

たくさんの人の力を借りて
子どもを授かることのありがたさや、
私たちの元に来てくれるであろう
小さな命の尊さを感じて
もう一度頑張ろうと思えました。

人工授精をした際には
おなかにいる未来の赤ちゃん
(=精子と卵子のこと)がまずは
無事来てくれたことに感謝しようと決めました。

人工授精との向き合い方

誰でもステップアップをすると
妊娠に近づいた感覚になって、
新しい治療に期待を抱くと思います。

しかし、
あまりにも過度な期待を持ってしまうと
なかなかうまくいかない状況が続いたときに
余計に辛くなってしまいます。
そんな時は、一度冷静になって
正しく治療に向き合うことが大事
になってきます。

時には情報の取捨選択をする必要もあります。
SNSなどでキラキラした友人の近況や
すぐに妊娠した人の投稿を見ると
「どうして私はうまくいかないんだろう」
と精神的に参ってしまうことがあります。

そういう時は見ない!!ことに限ります。
医学的な情報でさえも、状況によっては
知ることで辛くなる場合があります。

例えば、
「自然妊娠は20代の夫婦なら
 1年で○○%の確率」
という数値を目の当たりにすると
自分は大多数に入ることのできない
異例の人なんだと感じてしまいます。

これは人工授精だけでなく、
不妊治療をしている方全員に
言えることだと思いますが、

不妊治療中は
いかにストレスフリーで過ごせるか
が鍵になってきます。

気分転換になることを見つけてみたり
夫婦で気持ちを共有したりして
壁を乗り越えていきましょう!

※あくまで個人の見解です。
 体験・経験をもとに作成しています。

次回~人工授精 再開~に続きます。

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